2014年7月26日土曜日

 毎日暑いですね。「暑い!」というと更に暑くなるから、言わないでおこうと思うのですが、それでも口をついて出て来ますね。西中です。(^_^;)これから企業に入られる方、或いは既に入っておられる方向けに少し冗長かもしれませんが、思うところ・経験したところをお話しますね。

 さて今日は、前回のお約束通り上司への話し方でしたね。会社の中堅以上の年齢の方、換言すると管理職の方々と話す機会があります。彼らはこぞって「ため口」に閉口しているようです。押しなべて「カチン」とくるそうで、そういった若手に対する嫌悪感をよく耳にします。要するに、彼らはため口を聞くとイライラしているのですね。(苦笑)(>_<)

 では、レッスンワンからいきましょうか。(笑)当然の事ですが、基本的な話し方は「です」「ます」を使います。(前もって、お断りしておきますが、ここで言う言葉遣いは国文法的にはおかしな表現も確かにあります。「文法的には、それっておかしいでしょう」という皆さんのお顔が目に浮かびますが、一般的によく会社等では使う表現ばかりです。)少なくとも上司・目上に対しては、そういうものです。これが出来ないと、社会人としては「?」という評価になります。これは敬語以前の問題です。キチンと話が出来ないという事は、自分の人間としての評価になります。成果主義以前の話です。(笑)

 まず、自分の呼称は「わたくし」です。「わたし」「あたし」「僕」は、学生の言葉遣いです。自社の事は「弊社」や「当社」が多いですね。場合によっては、会社で無い場合等は、「わたくしども」等を使いますね。また相手に対しては、基本的には、役職がない上司・同僚などには「~さん」を使い、役職がある上司に対しては、「~課長」などと役職名を付けて呼びます。社外の人・目上の人に対しては、「~様」が原則です。対社外という場面では、自社の人の呼称は基本的には、呼び捨てです。他社を直接呼ぶ場合は、(少しおかしく響くかもしれませんが)「~~会社 様」と「様」を付けます。少し奇妙ですが、よく使います。相手の会社に対しては、「御社」が一般的です。


 上司等が他者と話しをしている場面での、「話に割り込み方」も気を付けましょう。いきなり2人の会話の中に割り込むと、きつい上司ならば「君、なにかね。私は~君と話をしているのだよ。見たら分かるでしょう」と、きつくたしなめられますよ。(おー、怖ーい!)上司の課長と目上の同僚の2人が話をしているとします。その場面で課長に急ぎ話をしたい場合は、その2人の近くまで進み2人を注視します。そこで2人の内の1人が、貴方に気付いてくれたら即座に目礼をします。(もし、気付いてくれなければ、「~課長、お話し中申し訳ありません。急ぎ御指示を仰ぎたい用向きがあります。」と声掛けするのも1つです。)少し前に進んで「お話し中失礼します。~課長に急ぎ御指示頂きたい案件がありまして~」等と、用向きを伝えます。そこでその課長から「……するように」というお返事を頂いたら、軽く目礼して「お話し中、失礼しました。」「では早速御指示の方向で進めます。」とでも挨拶して、その場をされば良い訳です。話がある時にいきなり、ヅカヅカと2人の会話に入っていくと、時に怒りを買います。ご用心、ご用心!!上司に睨まれても良い事は一つもありませんから。

 尊敬語ですが、先にも書いたように一般的に使われる語法を記します。これは、紙幅の加減でまた次回にしますね。余りに暑いので、今回は少し休みます。皆さんも、この時期大変ですがクレグレモ言葉遣いと、夏バテにはご用心を!
                                         西 中

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