2014年10月27日月曜日

 一気に秋めいてきたと思ったら、もうすぐ冬になりそうな勢いですね。くしゃみが、最近とまりません。 西中です。ご無沙汰です。前回は確か、「周りの雰囲気を読め」という話をしましたね。その先のお話をしましょうか。

 超大企業ならばともかく、そこそこの会社ならばやはり機転がきく人は、重宝がられます。これは、以前ある花板さんから聞いた話です。板前修行に入ってきた子がどの程度気が利くかは、簡単にわかるそうです。「タバコを持ってこい」と新入りに言うとします。もしその子が、タバコだけを持って来たら、その子は板前には向かないそうで、その花板さんの若い頃ならば殴られたそうです。

 つまりその程度の機転の持ち主では客商売は務まらないというのです。「タバコを吸う」→「灰皿が要る」だから、灰皿も一緒に持ってこい、という訳です。若い頃のその花板さんは、早速次回に別の板さんから「タバコ~」と言われて、灰皿持っていったら、今度は水を浴びせられたそうです。「相手が客やったら、『お客さん、勝手に火をつけなはれっていうんか、ドアホ!』タバコと言われたら、灰皿持って行って、『さあどうぞ、吸うて下さい』と火くらいつけんかい。」という訳です。更にその後日、別の先輩から「タバコ」と言われて、ここぞとばかり、タバコ+灰皿も持っていき慌てて火をつけたら又叱られたそうです。火をつけていきなり勧めたら、マッチの硫黄がタバコに混ざって吸い辛いというのです。(苦笑)

キリがないですね。(笑)でも考えて下さい。ある組織にいる人が、他者とどれだけ違いをだせるかを考えると、そんなに違いは出せるものではありません。違いが無いのに「出世はしたい!」は通りません。そこから自他共に「あいつは出来る」と思わせるには、この話は何か含んでいると思われませんか。たかだかタバコと灰皿とマッチの話ですが、人の値打ち・価値というものは意外とこういうところに凝縮されている気がします。できる人は、結局集団の中で鼻が1つ分程度先にでている人の事をさすような気がします。

 ながながと書いてきましたが、日々周りをよくみてその瞬間瞬間に自分が何を求められているか、相手が何を欲しがっているのか、じっとよく見る事は大事なような気がします。特にサービス業・人に接する職業に従事するのでしたら考えてみて欲しい題材だと思います。一代で財をなした中小企業社長さん等と接していると、こういう事にたけた方がおられますね。少しした事でも、卒がないタイプです。こういうタイプの社長はもの凄く人間に魅力があります。男性から見ていても「ファン」になります。

 すっかり秋も深まりました。山のススキがきれいですね。     (^ム^) 西 中 (^.^)/~~~

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