2014年2月22日土曜日

相手にどう訴えるか?

 寒い毎日が続きます。ニュースで大雪の被害が出ていました。どうぞ就活に影響が無い事をお祈りするばかりです。(^-^)

 早速ですが、前回の続きで、何を話題にしていたのかというと、「どうすれば相手の(企業人の)心に届く言葉をタイムリーに言えるか」でしたね。問題を分かり易くするために、類似状況を想定してもらいましょう。唐突ですが、それは恋愛です。「この人を、なんとか捕またい!!」という狙った相手の気持ちをギュっとつかむ一言をどう話せば良いかと考えてもらうと、理解し易いかと思います。

 恋愛のシーンでは、相手のどういう仕草・所作に一番心を打たれますか。ここから今日のお話を紐解きましょう。色々なお考えがあるでしょうが、「あなたは(君は)、他とは違い自分にとって、特別な存在なのだ」というメッセージが大事ですね。つまり貴方の会社(あなた)は、他とは違う、というメッセージをどう伝えるか、です。

 先ず、大事な場面(例えば、対面する企業人とのお話で「君は、わが社以外にもESはだしているだろうけど、その辺はどうなの」という趣旨の話になった場合、どう対応しますか。相手が1人であれどうであれ、相手の目を見て、「自分にとってこの企業は、特別です」という事を、どうしても伝えないといけません。(「あなたは、他の子とは違う。特別だよ。」という言葉は、異性の心に届きやすいですよ。しかも、目をじっと見て言われたら、ドキッとくるでしょう? (笑) )

 相手の目をみて話すという事はすごく大事です。(たとえ相手が、イケメンでなく、美人でない企業人であっても(^_^;)です。) ところが学生で、この事がどれだけわかってらっしゃるのか、肝心な話でも相手の目を見ずに、アッチャみて話をしているのをよく目にします。それを企業人がみたりしたら、「なんや、この学生は?!我社をどうでも良いと思っているのと違うか?!!!!」、と誤解されます。

 もしあなたが、椅子に座っているのでしたら、「身を乗り出す」という位の、アピールは欲しいですよ。(デートに誘うのでも、身を乗り出して言った方が、気持ちは伝わりますよね。)熱意が伝わります。しかも採用に関わるような重要な話であれば、ここに挙げているものは、全部使ってみたらどうでしょうか。

 また、(近くで話をしている場面では)頼み込むための訴え方としては、ここぞという時に手を握る(もちろん、両手ですよ。恋愛に例える必要はないですよねー。(苦笑) )事は大事です。
 所詮人がする事です。特別なわざなどありません。ですが、「何とかならないか!!」、「ここで、自分の人生がかかっているのだ」という場面では、他者がやっていない、何か違う事を考えて、ここぞという時に実行するのです。但し、乱用はいけませんよ。(笑) 「権利の濫用はこれをゆるさず」でしたか、なんかそういう条文がありましたね。

 余談ですが、セールスマンの人等は、「門前払いをくらってからが、勝負。」というそうです。そこから、いろんな事を持ち出して、ドアの中に入れてもらうそうです。ドアに足をはさむとか、それでも閉められそうになったら、倒れる真似をするくらいは、当たり前だとか。その時、相手が「どうかしましたか?」とドアを開けて身を乗り出して来たら、「かかったなぁ」とほくそ笑む訳です。これ位のタフさは欲しいですよね。

 あれこれ書いてきました。要は、「人たらし」でないといけません。手練手管を使って、最後の目標に突き進む、その位のしたたかさが就活には必要です。特に、この時代にサーバイバルするにはそれ位の、「何でもあり」という勢いと、やらしさは持ってないと……(-_-;)。
 
 工夫と言えば、落語で昔の有名な話しに、こんなのがあります。当然マイクなどというものは無い時代です。高座(落語家が座る席ですが)でその話し手が語り出すと、客席が騒がしかったそうです。その落語家はどうしたと思いますか?(凡人ならば、大声で話始めるのでしょうね。)でも彼は普段よりも更に小さい声でぼそぼそと話し始めたそうです。当然の事ながら、客には全く聞こえないので、客の中から「シーッ」聞こえねェ、とうるさい客をたしなめます。すると段々会場が、この話家の話を聞き出すわけです。そこまで来てようやく、その話家はボリュームを上げて話し始めたというのです。中々参考になる話だと思いませんか。

大事な事は、「何が何でも、この企業に採用されるような工夫を面接の限られた時間にだせないか」という事をもう一度考えてほしいのです。所詮人間がする事です。手段は限られます。でも工夫と演出次第で、なんとか乗り切って欲しいものです。

今日の復習①「貴方は特別です」②相手の目を見て、③身を乗り出しながら、④時には、ギュッと両手で相手の手を握り、⑤できれば、声のボリュームを1.5倍位に上げる、
これ位は初心者コースとしては、どうしても、ひ・つ・よ・う・ですよー
                                        
                                      西 中
 
 

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